ちきうアネクドート

仕様でどうしても消せないが、リンク先の婚活業者はココとは無関係です。

パチンコ、岸ンジャー4

 

ネットゲリラたちは、いつも同じ席へ座った。喫茶店のマスターへの配慮だった。

窓際だけど、店の隅で、辺り一帯に会話の内容が響きにくい。

満州利権って何?」

「まとめてM資金って呼ばれてるやつだよ」

「違うって、そういう利権が存在するのかどうか聞いてるんだよ」

「本国の誰かが誰かを突いたら、中国の誰か経由で、どこかの日本企業が飛んだり、担当者が飛んだり、ってこと?」

「今なら、国営企業との合併とかじゃない」

喫茶店の主人が、あんまり、ここで胡散臭い話をするのやめてくださいね、という顔でコーヒーを置いて行った。

せっかくたどり着いた安住の地、地元の人に嫌われたくない。今度、サバ缶の詰め合わせでも送っておくか。

そういうのが駄目なんだろ、ここの主人は。

ふんならハナから、胡散臭い喫茶店へ行けばいい。

だけど、胡散臭い喫茶店、そういうのがネットゲリラ3は嫌いだった。矛盾してないか。


「アメリカみたいに調べたら出て来るの、ソレ。興信所の首が飛ばない」

「アメリカだって慎重にやらないとメキシコ湾とかに浮くだろ。

そういうの詳しいのは地元の白人で、警察辞めた金欠のOBとかだから、ボラれるよ」

「金かかっても、調べられるならいいよ。中国は調べても無駄感がハンパないだろ」

「ホームレスに金やって、身辺に張り込ませれば、いいんでない。ホームレスは後先考えないし、何でもしてくれそう」

「だからそういうのが満州利権じゃないの?」

「そうなのかよ」

M資金か何か知らないが、大金なんて、持っていても仕方がない。

投資して資本の流れをつくっていく、というほどの金をネットゲリラたちが持っているかというと、微妙だった。

この大言壮語は、ブログのネタを仕込んでるだけだから、いいんだよ。

 

 

これといって狙ったでもないのに、手元に、どうして変な名刺が集まるのか。

岸ンジャーはやっぱり嫌なオッサンの1人だった。マルマルハンハンと同じだ。

俺はお前を人間だと思ってないけど、敢えて人間として扱ってやってるんだよ、ありがたいと思わないか、っていうのが態度にありありと見えた。

地元のオッサン連中は、そういうことをよく知らない、というか、岸ンジャーみたいな客がヤボ用で来たとして、旅館に泊めるくらいだ。

地元のオッサン、休日に台湾なんかの繁華街に案内すると、本当にタケノコ剥ぎにあって返ってくるような憎めないオッサンが多い。

</pre><pre class="l">【ToBeContenued】</pre><pre>

若い日の壺側近は、あのとき、あの店で免許証を落とした。

あの店って、知る人ぞ知るみたいなロリコン店だ。

誰かに相談できることではない。返して下さいって言いに行くのも面倒くさかった。

本当に未成年がいる店だったから、ヤバい臭いがハンパなくて、悪用されたくないし、一応、行った。

が、後日「店内を掃除したかぎりでは、ありません、お力になれなくてすみません」と電話が掛かってきた。

違法ロリコン店の癖に、やたら丁寧な店員、不気味だ。

もしかしたら、免許証は、本当は店内にあったのかもしれない、何か変なことに使われたらどうしよう。


</pre><pre class="l">【ToBeContenued】</pre><pre>
>コレ誰なん?マルマルハンハン名誉会長?
この場合ネゲリは2なの?
ネゲリがスタッフで、1は別の要人なのか?


壺側近の免許証を拾ったのは、やっぱり若い日のマルマルハンハン会長だ。

別に何に使うでもない。マルマルハンハンは、日本国籍は持ってるし、免許証もあった。

ロリコン店の客の免許証。こういうのを拾っても有効活用できないのは、何となく損をした気分になった。

免許証1つで相手の素状は分からない。相手の職業も資産状況も書いてない。

今みたいにインターネッツで住所と本名を検索して、相手の利用価値を確かめる手法は無い。

警察に聞きに行っても、「相手に返してあげて下さいね」と言われるだけだ。謝礼の1割も貰えない。免許証の面積を、1割切り取ってもらうか。

「誰かがロリコンだっていう情報を集めるのはウマいか?」

彼は暇つぶしに、行きつけの店に電話を掛けてみた。行きつけの店、つまりロリコン店だ。

マルマルハンハンは、ロリコン店で暴れていた客を追い払った「勝手に用心棒」だった。

スタッフに感謝はされたが、今後ともおつきあいをお願いします、とは言われなかった。

貰ったのは、金一封とロリコン店の回数券くらいだ。何となく気にくわない。

仕方がない、当時のマルマルハンハン会長に、他人に威張れる実力はなかった。

ただ板にクギを打って玉を流すゲームで客を集める、弱小ゲームセンターのなりたて店長だった。スタッフは2人くらいしかいない。

 

 


お前はきっと、日中友好会館なんていう、マトモなところとおつきあいはないんだろう。

そういうアンタはどうなんだよ。

日中友好会館がマトモかよ、いいカモにされてないか。

悪い人たちじゃないだろう、長い戦乱で荒廃した中国の復興に手を貸した人たちだ。

「中国は、日本以上の差別社会だよ、知ってるだろう」

1、南京大虐殺で、誰が誰を殺したのか。

1、満州で、誰が誰に阿片を流したのか。

そういうのがインターネッツ上の満州利権だよ、と岸ンジャーは言った。既にタメ口仲間だ。

ネットゲリラ1は内心、フェイスブックの俺、イイネを押した。彼は他人の懐に入り込み、胡散臭い名刺を集めるのが仕事だ。

といって、岸ンジャーを名乗る相手がマトモという保証はどこにもないが、胡散臭いなら胡散臭いなりに、国内外にコネがある大物かもしれないだろ。

「フーン、それがどういう形で、今に受け継がれてるの」

南京大虐殺世界遺産登録される勢いで、阿片の件は、どうして声高に叫ばれないの。

毛沢東も同じことをしたからか。だいたい、虐殺した人の数は毛沢東の方が多い。30万と2000万だ。

中国は歴代、政権交代でそのくらいの人は死んでるよ。

だけど、終戦と同時に、阿片が唐突に消えるわけがないだろ。

その阿片は誰が押収したのか。

いずれにせよ、当時の中国は、有形無形の、誰かしらが起こした、戦乱に続く戦乱で、打ちひしがれ、荒れ果てて、阿片が社会福祉だった可能性は高い。

「ふんなら、その説、イギリスに献上してくればいいよ。

彼らは、アヘン戦争という黒歴史を気にしているんだろう。

気を紛らわす為の、麻薬成分なんてどこにもあったし、人民はいつだって喘いでいた。

そうしたら、イギリスにとっての日本人は、ミミズからプードルくらいには昇格できるかもしれない」

「だけど、阿片が社会福祉かどうかなんて、調べようがないよ。今のマリファナ合法化論争と同じだろ。

リラックス成分の、セロトニンやアルファ波が、空気中に残ってるとか」

「だったら無理だ。今の中国は、排ガスと粉塵だらけだ」