隠居生活

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SDGsアイデア大全

SDGsアイデア大全 ~「利益を増やす」と「社会を良くする」を両立させる~
竹内 謙礼
2023-04-13
 
商品を長く使ってもらうことは、エコロジーです。
ファストファッションのように1年で捨てられる服よりは、5年着られる服を目指す企業もあります。
ものを修理して使う顧客は新品を買わない為、企業から見ると望ましくないようですが、同じ品物を大事に使ってくれる優良顧客といえます。
羽毛布団なども、洗濯や羽根の補充など、サービスがあります。
保証を長くすると、長く使われることになります。
それ以外にも、長く使ってもらうためのコンセプト作りなども、大事です。
中古住宅は新築を買えない人が買うものでしたが、好みにリフォームして購入する人が増えています。
要らなくなったものの引き取りは、ニーズがあります。
購買時に、前に使っていた家電などを引き取るサービスをつけると、割高でも利用されることがあります。
リサイクルショップなどは、販売よりも、買取でどう品揃えを充実させるかが知恵の絞りどころです。
 
ユニセックスな商品は増えています。
男性でも家事を手伝いやすくなるような子育てや家事用品なども人気です。
高齢者向けの商品は、ルーペやお風呂の椅子などいろいろありますが、自分は高齢者だと認めたくない人が多いのか、直接的な促進販売が難しいようです。
暑さ対策、寒さ対策の商品も、エアコン代を節約することになります。
イベント商戦などは、店頭販売すると廃棄が出ますが、予約販売すればキッカリで売ることができます。
持ち歩きボトルに飲料を入れてくれる店も増えています。
車や衣類など、購買するよりサブスクリプションでものを使う人も多いようです。
量り売りの店もあります。
 
中小企業には難しいですが、それが生産される過程でどのくらい二酸化炭素を消費したかというカーボンフットプリントを表示することも広まり始めています。
カロリーや添加物を気にするように、カーボンフットプリントを気にして買い物をする時代も来るかもしれないです。
同じSDGSを目指している人たちの団体などに入ると、活動の幅が広がります。
SDGSを謳っている団体にも、霊感商法などあやしいものもあります。
例えば商店街でSDGSに関係する商品を扱っている店のマップなどを作れば、消費者の関心を惹きます。
健康についての商品を扱っている店などで、健康についてのイベントやセミナーを開くことがあります。
買い物中や病院の時間に子供を預かるサービスや、子供無料のサービスなどもあります。
子ども食堂は貧困だと思われたくなかったり親に行くなどいわれたりして行けない子供もいて、学校の宿題を見るなどの工夫をしていることもあります。
SDGSをテーマに写真や俳句のコンテストをして誌面や空間などに掲載すると、多くの人が応募してきます。
この本の事例を集めるにあたって、本などに掲載されたくないという企業の例も多かったそうです。
何事も、行動し、SNSなどで発信し、続けることが大事です。