隠居生活

読書メモです。真面目に書き始めたのは2026年からです。最新の投稿は書きかけです。5年以上前の過去記事は、自分用のメモにつかっています。

ようやくカナダに行きまして

ようやくカナダに行きまして (文春e-book) 光浦 靖子 文藝春秋 2024-09-26

the whistler

The Whistler: The unputdownable crime thriller from the number 1 Sunday Times bestselling author (English Edition) Grisham, John Hodder & Stoughton 2016-10-25 アメリカの公的部門には、裁判所の腐敗を調べる部署(board of judicak sonduct)がある…

ベストエッセイ2015

ベスト・エッセイ 2015 光村図書出版 2015-06-25 「交渉」浅生鴨 筆者の祖父はケチだったそうです。祖母の葬式も、花輪や霊柩車など、いろいろ省略して節約しようとし、家族を呆れさせました。お坊さんのところへ寄って行き、読経は一部だけでいいとか、声を…

アフター・クロード

アフター・クロード (ドーキー・アーカイヴ) (DALKEY ARCHIVE) アイリス・オーウェンス 国書刊行会 2021-09-18 ハリエットは毒舌です。 フランス人男性のアパートに居候したりして、うまいこと生きているようなのですが、冒頭で破局しています。 「捨ててや…

ゼアゼア

ゼアゼア トミー・オレンジ 五月書房新社 2020-12-20 「インディアンの頭があった。あるインディアンの頭、羽飾りを着けた長髪の頭の絵。誰が描いたのかは分からない。1939年のインディアンの頭の絵は、1970年代後半までの番組放送終了後に、アメリ…

99%の絶望の中に「1%のチャンス」は実る

99%の絶望の中に「1%のチャンス」は実る 岩佐 大輝 ダイヤモンド社 2014-03-24 著者の実家のあった山元町は、イチゴ栽培が主な収入源でしたが、津波で塩水が浸水し、栽培が難しくなりました。とはいっても、元々のイチゴ栽培も、燃料費の高騰などが重な…

black echo

The Black Echo (Harry Bosch Book 1) (English Edition) Connelly, Michael Orion 2012-07-19 有名なボッシュ刑事シリーズの1番初めの話です。 ヒエロニムス(ハリー)・ボッシュは、ベトナム帰りの刑事です。 ダムの水路で見つかった死体の肩には、ベトナ…

勉強の哲学 来るべきバカのために

勉強の哲学 来たるべきバカのために 増補版 (文春文庫) 千葉 雅也 文藝春秋 2020-03-10 「これから説明するのは、いままでに比べてノリが悪くなってしまう段階を通って「新しいノリ」に変身するという、時間がかかる「深い」勉強の方法です。 勉強を深めるこ…

シカゴ育ち

シカゴ育ち (白水Uブックス 143 海外小説の誘惑) スチュアート ダイベック 白水社 2003-07-01 20世紀のシカゴを舞台にした短編がいくつも入っています。詩的で美しいです。ただ車を叩き壊したり、川に捨てたりするところは、昔の人は乱暴だと思いました。 「…

供述によるとペレイラは

供述によるとペレイラは… (白水Uブックス 134 海外小説の誘惑) アントニオ タブッキ 白水社 2000-08-01 「供述によるとペレイラは……」という文章が多いです。 ペレイラ(男性の名前)は、リズボンで新聞の文芸欄を担当しています。 背景になる戦前のヨーロッ…

奏で手のヌフレツン

奏で手のヌフレツン 酉島伝法 河出書房新社 2023-12-29 ファンタジーっぽいですが、SFのようです。独特の世界と造語が魅力的で、何となく読んでしまいます。 この世界では、太陽は地を進んでいます。月は海から生まれています。月は大量にいて、月齢によって…

もっとさいはての中国

もっとさいはての中国(小学館新書) 安田峰俊 小学館 2019-10-03 中国は広いので国内にもいろいろな現象があり、国外にも中国人コミュニティは広がっています。「さいはての中国」シリーズではそういうディープなスポットを取材しています。 中国はアフリカ…

世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方

世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方 人生のモヤモヤから解放される自己理解メソッド 八木 仁平 KADOKAWA 2020-05-28 「やりたくないこと」を仕事にしていると、2つの悪循環にハマってしまいます。 1つ目は仕事自体がストレスだから、そのストレス発…

フジモリ式建築入門

フジモリ式建築入門 (ちくまプリマー新書 166) 藤森 照信 筑摩書房 2011-09-07 街並みや家は、人が生きていく上での記憶を担っています。 外の景色や家が同じなら、日々が平穏に推移しています。 昔の日本の家は、座敷を中心に作られていました。 客を迎えた…

ヴァイパーズ・ドリーム

ヴァイパーズ・ドリーム (扶桑社BOOKSミステリー) ジェイク・ラマー 扶桑社 2024-11-02 ヴァイパーはアラバマ州の田舎町からニューヨークのハーレムに出て来て、ミュージシャンになろうと思っていました。 ジャズクラブを訪ね、トランペットを吹くと、…

ファンタジーランド、上

ファンタジーランド(上)―狂気と幻想のアメリカ500年史 カート アンダーセン 東洋経済新報社 2019-01-18 アメリカは先進国では珍しく、反科学的な発想や迷信が蔓延っています。たまにアメリカで信じられないようなニュースがあり、世界の人々を驚かせま…

一億年のテレスコープ

一億年のテレスコープ 春暮 康一 早川書房 2024-08-21 人類が宇宙に出ていって地球外生物を接触するSFはたくさんありますが、エイリアンに襲われるみたいなパターンも多いです。この小説は全くそういう要素がなく、太陽系の外の惑星と、次々に前向きな交流に…

煩悩ディスタンス

煩悩ディスタンス (小学館文庫) 辛酸なめ子 小学館 2024-03-06 著者の話には、スピリチュアルとかも普通に出てくるのですが、変な感じがしません。 コロナでロックダウンになったとき、人間の過剰な経済活動に対する、自然の反動だと思ったそうです。それが…

みにろま君とサバイバル

みにろま君とサバイバル 世界の子どもと教育の実態を日本人は何も知らない 谷本 真由美 集英社 2021-07-15 よく海外の子育てについて発信している人の多くが、短期的な滞在だったり、エリートのコミュニティにいます。平均以上に恵まれていることが多いです…

運 ドン・キホーテ創業者「最強の遺言」 (文春新書) 安田 隆夫 文藝春秋 2024-06-20 ドンキホーテは不況の中でも伸び続けていた稀有な企業です。 運を引き寄せる方法なら、巷の本に書いてありそうですが、0から会社を起こして誰にも真似できないほど成功し…

lincoln lawyer

The Lincoln Lawyer: A Richard and Judy bestseller (Mickey Haller Series Book 1) (English Edition) Connelly, Michael Orion 2009-12-23 ミッキーことマイケル・ハラーは刑事弁護人をしています。 依頼人は、何らかの犯罪で捕まっています。 大半の被告…

the brethren

The Brethren (English Edition) Grisham, John Vintage 2010-03-16 粗暴ではない受刑者をあつめた刑務所がフロリダのトランブルにあり、他の刑務所よりも環境がよくなっています。 元判事など法律に詳しい3人の受刑者が、刑務所内の日々の揉め事を扱う裁判…

歴史思考

世界史を俯瞰して、思い込みから自分を解放する 歴史思考 深井 龍之介 ダイヤモンド社 2022-03-30 タイトルからもう少し難しい本なのかと思っていましたが、一般のラジオリスナーに向けて書かれています。 歴史というと、特定の偉人が評価されているような印…

ニューワールド ニューワールド

ニューワード ニューワールド 言葉をアップデートし、世界を再定義する 竹田 ダニエル 集英社 2024-10-25 アメリカで育ちアメリカで研究生活をしている著者が、アメリカの若い人の生態系について書いています。 アメリカでは、セラピーを受けることは身近で…

シオンズ・フィクション

シオンズ・フィクション イスラエルSF傑作選 (竹書房文庫) 竹書房 2020-09-30 波乱万丈の建国の由来を辿ったイスラエルでは、ユダヤ人迫害や、イスラエル建国といった、現実の移行がSFのような様相を呈していました。 フィックションのような現実には事欠…

バクダードのフランケンシュタイン

バグダードのフランケンシュタイン 柳谷 あゆみ 集英社 2020-10-26 テロの被害者の死体が、復讐を求めてバクダッドの街を徘徊するSFです。イラクは現実に民族対立や内戦に近い情勢もあるので、現実と混同しそうな内容になっています。 やはりテロ事件が多い…

ベストエッセイ2024

ベスト・エッセイ2024 光村図書出版 2024-06-24 毎年でている前年に書かれたエッセイを集めたものです。やさしい文章で書いてあるものが多いので、あまり集中力がないときでも読むことができます。エッセイの魅力を伝えるのは、難しいです。 「SF作家たちが…

青い脂

ウラジーミル・ソローキン 青い脂 スターリンやヒトラーのセックスがでてくるなど、胡散臭く反体制な香りのする内容です。 私たちの多くは、政治家を風刺するのが好きだと思います。 スターリンやヒトラーといえば、世界史の中でも悪辣な行為で知られていま…

ストーナー

ストーナー ジョン・ウィリアムズ 作品社 2014-09-28 ストーナーは貧しい農家に生まれ、物心ついた頃から農業の手伝いをしていました。 一家は生活をよくしようと思い、ストーナーは農業を学ぶためにミズーリ大学に進学することになります。 ストーナーは2…

2010年代海外SF傑作集

2010年代海外SF傑作選 (ハヤカワ文庫 SF エ 7-2) テッド チャン 早川書房 2020-12-17 「火炎病」ピーター・トライアス 身の回りに炎が見えるという症例が、いくつか見つかります。 そのうちに火炎病は、プログラム言語ではないかという仮説が出てきました。 …