遺伝子工学が発展すると、富裕層は遺伝子工学で完璧な子供を作るそうです。
もう既に富裕層は完璧な人間に近い気がします。
既に美貌や才能など、多くのものに恵まれています。
まだ足りないと思うのか。途上国の移民などとの競争に晒されてきたからだろうか。自分のような足らない人間は、もっとマシな遺伝子が欲しいと思います。でも完璧に近い人もまだ足りないと思うのか。
今世紀は凡人がチャンスを掴める最後の世紀だと書かれていました。
今でも無理だと思います。
才能もなく成功するのは無理です。
凡人がチャンスを掴める社会などは、せいぜいが中流が暮らせる社会みたいなものです。
長年、不公正を撲滅し、努力が報われる社会が志向されてきましたが、それが実現してくると、
見えてきたのは、努力に応えることができる才能が各人にあるかどうかでした。
こういう社会で、恵まれないのに子供を作っている人などはマゾヒストのようです。
誰が成功する可能性があって、誰にないかはやってみないとわからないという曖昧な楽観主義ではぐらかされることが大方でした。
遺伝子工学に基づく検査などでは、そういうこともおおまかにわかるようです。
年々、慈善事業などを行う富豪が増えているのも、恵まれていることへの後ろめたさなどもあるのかもしれないです。
私利私益の追求の激しい人は、自分は特に恵まれていなくて、努力のみが自分を作ったと思っているのだろうか。