経済誌で、使えばお得なのに使っていない税制の特集がされていました。
例えばふるさと納税は、返礼品が豪華で、人によっては心惹かれる特典です。
楽しくない納税が楽しくなりそうです。
そこまでではないかもしれないけど。
わざわざ特産品を買うより、つい出て手に入った気がします。
住民税は所得の10%です。市町村税のほうだろうか。
一方で、ふるさと納税では、地元の自治体が潰れるかもしれないし、お得でも使いたくないと言う人が一定数いたのが意外でした。
ふるさと納税は不公平だからやめるべきだという意見も聞いたことがあります。
確かにふるさと納税は、全員が使うという前提では作られていないのかもしれないです。
もし人々が一斉に利用しはじめたら、潰れる自治体がでてきそうです。それとも都市部は法人税だけでなりたつから、個人は誰も納めなくてもいいのか。
都市部は返礼品などを用意していないという噂があり、
元はと言えば税収の豊富な都市部から、税収の枯渇しがちな田舎への移転をめざしていたのかもしれません。
効果は、国から地方への補助と似ていて。
過疎の地方は資本主義なら企業などに買収され、社会主義なら税金で温存されるのか。
ふるさと納税とは、その折衷型の変わった制度なのか。
返礼品を用意している地域は、商魂逞しいというイメージがあります。
秋田の田舎の出身の菅総理が、テコ入れしていたといわれています。
海外ではあまり効かない珍しい税制です。
外国人が聞いたら面白いと思うだろうか。アルザスのチーズがもらえたり、銀のカトラリーがもらえたりするのは変わっているだろうか。
海外では地方の政治に魅力があることが多いです。
案外、あったりするのだろうか。
日本で地方の政治が注目され始めたのと同時期に、ちょうど出てきた特色のある税制です。
震災復興や旅行券などもあります。
保護猫や盲導犬の育成などに寄付できる制度もあります。
返礼品目当てだけではなく、応援したい事業に寄付することができます。